映画採点ブログ

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【採点】劇場版 若おかみは小学生!(2018)

原作2010年分まで読了 2018年アニメ22話まで視聴 TV版に若干触れる感想です

劇場 で鑑賞

プロローグあらすじ

 「おっこ」こと関織子は小学生5年生の明るい女の子。交通事故で両親を亡くし、祖母の峰子が温泉街で営む「春の屋」温泉旅館で若おかみ修行を始めることに。だけどお客様は一癖も二癖もある方ばかりで……。


高坂希太郎監督作品。令丈ヒロ子原作のベストセラー小説を劇場アニメ化!

ポスター

感想

 TVアニメ版がプライム対象作品になっていて映画化を知りました。児童書に凝っていた時期があり、その当時の既刊まで読んでますが、正直内容の記憶は薄れています。完結していたんですね。本作は原作20巻分をまとめて映画1本にしています。前提知識は特に必要ないと感じました

見どころ(点数)

ストーリー 23点
アニメのクオリティ 18点
構成 15点
背景・小物 11点
事故関連 9点
絵柄 8点

合計で84点としました

 もしかしたら一番幸せな観かたが出来たかもしれない。原作を知っていて結末は知らずだったのが、原作にないエピソードを交えながらアニメーションで結末まで観ることが出来ました。やはりベースのストーリーは相変わらず面白いです。それを損なわず組み替えながら短縮化(高坂監督の得意分野と化している)して、結末に繋げています。
公開のタイミングがある程度TV版アニメと連動しているんでしょうね、20話まで観ておくとキャラやストーリーを掘り下げて理解できると思います

 

減点理由(クリックで表示)

物足りなさ 7点
 やはり詰めただけある。どのキャラも最低限の描写です。映画のストーリー上はそれでも問題ないのですが、映画は小説やTVアニメよりも時間を取らない媒体なので人物の魅力はがっつり入れ込んでほしかったところ
緩急が薄い 6点
 高坂監督作品全般に言えるのだろうけど、児童向け作品にしては漂う雰囲気が大人なんだ……ギャグパートと言えるようなものも短縮化のためかカットされていますね。しかし真月とのやりとりは大変面白かったです(興味深いとも言う)
作品の難しさ 3点
 仕方のないことですが、原作があって、さらに既に映像化したものはどうしても比べてしまいます。TVアニメで原作に忠実なものをやっている途中です。本作は「20巻分を一本の映画に」ですから、原作を知っている人にはストーリー的な目新しさは少ないし、かといって描かなければ知らない人には通じない。難しいところですね。オリジナルの描写は素晴らしかったです。あってよかったと思います。本当に

 


 総評として本作は一般ウケを狙った作品ではなく、今原作を読んでいる小学生(もちろん大人でもいいです)そして子供のころに読んだ記憶がある、という大人になった皆さんにおすすめしたいです。
(10/17追記 一般ウケしてるのでとりあえず観よう。口コミの力ってすごいですね)


 Prime Video対象作品のTVアニメ版もクオリティ高いです。原作を読む前に観ておくのもいいと思います。是非

小説 若おかみは小学生! 劇場版 (講談社文庫)

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