映画採点ブログ

映画を100点満点で採点します

【採点】探偵はBARにいる(2011)

原作読了 若干比較評価

劇場 AmazonPrimeVideo で鑑賞

プロローグあらすじ

 〈俺〉は北海道の街、ススキノのプライベートアイ、つまり探偵である。しかし依頼がなければ賭け事や夜遊びに明け暮れるだらしのない生活を送っていた。
 その日「ケラーオオハタ」の電話が鳴るまでは。

 謎の依頼人、彼女の目的も分からぬまま依頼を引き受けた。複雑に交差する人間関係と新事実の連続のサスペンス

感想

  なんか6日連続で邦画をレビューしてたらしい(5日間の気分だった)、キリが悪いから今日も邦画にします。
 好きなんですよね、この作品。というか、監督の橋本一らしいオーバーレイの使い方が好き(特に青)。探BARはコミカルなシーンが多いですがコメディではありません。一応ちゃんと、ハードボイルドでございます。
 というわけでレビューを

見どころ(点数)

配役・演技(主に主演二人) 18点
ストーリー 15点
多様な登場人物 14点
アクションシーン 13点
音楽 10点
舞台・北海道ススキノ 7点
純愛もの 4点
お色気シーン 3点

合計で84点としました
 東宝の小銭稼ぎ「探偵物語」のパクリと名高いこの作品。しかし、原作や「ハードボイルド」に対しての独自解釈が盛りだくさん。原作の良さもしっかり残ってます。この映画にはお約束が多いですね。北海道らしさ、お色気(?)、ポンコツ車、かわいそうな目に合う大泉洋。あれなんとなく既視感が?
 小雪さんの演技、上手かったと思います。欠点を挙げるにしてもわざとらしいと言ったらそれまでですし、抑揚がないよりマシです。好きな男性に関しての声色がいいですね。
 主演二人がですよ、いい仕事してますホント。現実の日本でのハードボイルドが生み出す滑稽さを表現する大泉洋と、後半になるにつれ精神的な拠り所となる松田龍平。かなりいいバランスでして、王道ではありませんがバディものと言っても差し支えないでしょう。この配役でなければできない改変、非常にいいと思います。大泉さんは実は(?)スタイルがいいんで、時代掛かった革コートでもよく似合います

 

減点理由(クリックで表示)

要素の多さ -7点
 人物が多い。要素も多い。しかも散らばってるんだよなあ。対立とか三つ巴とかいうレベルじゃない。続編を考えた作品ではなかったようなので、言いたいことやりたいこと、色々と詰め込んだんでしょうかね。引き出しが多いんだなと感嘆はしましたが、一本の映画としてはもう少し削った方がいいですね。ただ、この情報密度自体は嫌いじゃない

霧島敏夫 -4点
 エピソードが少なすぎる。上記の通り、多すぎる要素に圧迫された模様。魅力も、探偵がシンパシーを感じた理由も薄すぎて残念。逆に沙織の霧島への想いが良く伝わってきたので、うっかり主人公と錯覚しかけた。もうほんの少し、探偵側、観客側への1エピソードでもあればなあ

ドラマ -3点
 コマーシャル入れれば完璧だと思います。色々策を練ったような気配は感じますが拭いきれない(ドラマ制作)出身のかほり……

カメラワーク -2点
 違和感ありますね、ストーリーを考えれば強調しなくていいところをカメラワークで強調する結果になってるのが惜しい

 

 平和と言えない日常の中での純愛ってありきたりだけど何故泣けちゃうんでしょうねえ~! 内容に反し殆ど悲壮感を出さなかったのが全ての勝因。悲劇のヒーロー、ヒロインは受け入れ難いからね。

 橋本一さんは安定していて好きな監督です。まだ50歳か。東宝に負けずこれからも映画を作ってくれるだろうか

Prime対象から外しやがって~! 続編の方は対象です

探偵はBARにいる

探偵はBARにいる