映画採点ブログ

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【採点】雨に唄えば(1952)

インタビューなどの情報なし 映画のみの感想です
U-NEXT で鑑賞

プロローグあらすじ

 サイレント映画が主流の現在。主人公ドンとリナは大スターである。世間には恋人同士だと思われていたが、全くの無実であり、さらにリナには困った問題があったのだ。キャシーという素晴らしい恋人ができ、映画も形を変える中、その問題が浮き彫りになってくる。

 生まれるべくして生まれたミュージカルの名作。時代を反映し今でも愛される雨のシーンは必見。

感想

 昨日のダイ・ハードでテオが雨に唄えばを歌っていたので。
 雨が降ったら歌い……いや、唄いたくなる曲。それが「雨に唄えば」なのに! 観たことはない! その悔しさを晴らす時がきました。U-NEXTにて鑑賞。

 楽しい! というか当時のアメリカの浮かれっぷりが分かる。第二次世界大戦を勝者として乗り越え急速に成長、変化する社会の喜びよ。「そのころ日本は……」を考えると暗いものがよぎるのは仕方ないが、まあ気にせず行こう。日本にもそんな時代あったよね。

 そんなわけで映画業界も色々と変化していた頃の作品です。こういう映画も少し前まであったよね的な雰囲気。

 背景としては1925年みたいですね、ほぼ100年前! 実際その頃のサイレント映画を観たことがありますが、本当にこの2,30年でよくここまで変化したなと。

 まあ堅苦しいカンジのことを言ってしまいましたが、終始ほのぼのと観られるミュージカル映画でございましたよ。

見どころ(点数)

楽曲・踊り 24点
ストーリー 18点
登場人物 15点
衣装・セット 12点
雨に唄えば 14点

合計で83点としました
 タップダンス好きなんです。かなりの割合で組み込まれてるので非常に軽快な雰囲気になっておりました。
 もちろん「雨に唄えば」のシーンにも。

 現在でも雨は「暗いもの」「荒廃的」「悲しさ」を表現するものとして用いられていますが、本作では仕事の活路を見つけ、恋人とも気持ちが通じていることを確認できたのちの喜びのシーンでの雨でございます。

 雨でも踊りだしたくなる、いや自ら濡れたくなるほどの喜び、歌や踊りも相まってこの心情表現は非常に秀逸です。「はたから見ればオカシな人」ということで警察官を持ってくるのもいいですね。

 個人的には今では見られないファッション、セット、機材などが興味深かった。大規模なのしか知らないので。こういう時代があったんだと思うと楽しい。

 しかし主演のジーン・ケリーは腹が立つほど爽やかだな。男性としての魅力を兼ね備えて、歌って踊る。ヒュー・ジャックマンみたい。系統は違うから現在でも人気が出そうだ。

 

批評コーナー、作品を好きな人は読まない方がいい(良心)

現代的に -10点
 リナが本当に可哀想だ。声がなかったからこそ活躍出来ていたとも取れるし、時代が変わって「用済み」のような扱いを受けるのは正直同情を禁じ得ない。確かに性格に難ありではあったが、身体的なことで笑いものにされるというのは。「教育に悪い」などと野暮なことを言う気はないが何かしらの策は欲しかったな。演じたジーン・ヘイゲンがアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたのが救いか

尺 -7点
 全体的に配分がね。私は気にしないけど、ミュージカルシーンでテンポが崩れたりするのは致命的かな。やっぱり時代。でもええんやで、色々と試行錯誤して、秀逸なシーンの手法が後世に引き継がれていくんですから

 

 画面上に喜びあふれる映画。バブルを思い出したい方にもオススメ(笑)
幸せを素直に享受できないひねくれた世の中になったもんだ。

雨に唄えば (字幕版)

雨に唄えば (字幕版)