映画採点ブログ

映画を100点満点で採点します

【採点】ブレイブ・ストーリー(2006)

原作既読

BD AmazonPrimeVideo で鑑賞

プロローグあらすじ

 小学5年生の三谷亘(ワタル)はどこにでもいる少年だった。家族がいて、毎日一緒に登校する親友のカッちゃんがいた。そのカッちゃんに付き合って幽霊が出るという通称「幽霊ビル」に入り込む。建設が止まり見た目もそれらしくなっただけで、小学生によくある噂話だと思っていたが……。

 宮部みゆきの人気ファンタジー小説をアニメーションで映画化! ヴィジョンの世界観を丁寧に描きだした作品です

感想

 2008年ごろに原作を読んだ後に存在を知って鑑賞しました。BDの中古が500円で売られていて、当時の低評価具合を感じましたね。それで期待していなかったのもありますが、結構すごいじゃん! と感じました。

 ストーリー的な粗さはありますが、原作の景色やキャラクターが生き生きしていていい作品でした。紹介していきたいと思います

見どころ(点数)

配役・演技 15点
アニメのクオリティ 15点
ストーリー 10点
音楽 9点
空の描写 5点
+α(小説の具現化) 12点

合計で54点プラスαで66点としました

 いつもより変則的な採点です。原作を読んだ方がストーリー的にも改変部分が分かって見どころも大幅に増えると思います。特に小説の映像化はビジュアルが与えられるのでそれだけ見てても楽しい(小説の具現化)。ヴィジョンの特性的にもどこかのゲームにありそう、というのも含めてデザインが秀逸です。というのも、原作を読んでないと分からないんだよな。残念ですね

 

減点理由(クリックで表示)

原作必読 -24点
 もう、致命的。現代において気軽な媒体といえば 映画>小説 でしょう。だから原作を読んでいない人にも一作品として観られるようにしなければならないのが、これは小説を読まないと理解できない部分が多すぎる。疑問だって多く残るでしょうし。原作を知らない他の人と一緒に観たこともあるんですが、その人は最後まで「???」という顔で終わっても「うーんそうだね」と苦笑いされました

演技力のムラ -8点
 本作は芸能人が多く声優として出演しています。主人公は松たか子さん、キ・キーマは大泉洋だし、そこら辺に出てくるような悪役もお笑い芸人だったり。さすが当時のフジテレビ(?)って感じですね。まあ、よくある話なのですが違和感のある演技の人がいるんですよね。で、これが見事なまでに演技力のない順で違和感があるので「演技力=声優もできる」んだと体感しました。ウェンツさん、主役級なんですが……。「トローン」演じる小説家の京極夏彦さんの方が上手いってどういうことだ。何でもできるなあの人

原作勢的な話 -2点
 あれを描いて欲しかったとか、なんでストーリーからカットしちゃったのとか、色々あります。まあ、原作が子供でも読めるとはいえ、長くて密度もあるしムリなものはムリと分かってますから控えめで

 

 宮部みゆき原作の映像化は難しいんですよね。長くて密度のあるものが多いので。短編集とかの映像化の方が面白くなるんじゃないかと密かに思ってますよ。本作は、不満はあるものの描かれた部分に限っては高評価という面白いことになりました。いつか宮部みゆき原作の大ヒットするような映画化が観たい。

 ラスボス? であるオンバの声は樹木希林さんです。短い秒数ですがキャラを引き出すいい声でした。ご冥福をお祈りいたします。

 つい最近プライム対象にもなりました。特に原作を読んだ方は是非。

ブレイブ ストーリー

ブレイブ ストーリー

本の方は角川スニーカー文庫と角川文庫(昔の表紙の方)で慣れ親しんだんですけどいろんな形で売りすぎでしょ……角川つばさ文庫とかでも(別の装丁で)出してるみたいだし。売れる見込みあるからって雑だぞ、角川