映画採点ブログ

映画を100点満点で採点します

【採点】GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊(1995)

原作未読 インタビューなどの情報なし 映画のみの感想です
Netflix で鑑賞

プロローグあらすじ

 2029年、ネットは地球を覆いつくし社会は完全に情報化されていた。草薙素子は公安9課にて、政府のもとで犯罪に対抗する戦力として重宝されている。その脳と体は殆どが機械での代替パーツであり、生身の人間が成しえないことも技術や力技でこなせるのだ。

士郎正宗によるSF漫画を押井守監督が映画化。今でも人気を博しているシリーズの、最初の映像化作品です

感想

 なんというかアニゴジに押井守リスペクトを(勝手に)感じたので。

 攻殻機動隊シリーズは友人が好きだそうで、興味はあったんですがしっかり観たのは最近です。

 とりあえずOP音楽がすごい好き。2016年のリオ五輪閉会式の君が代(作曲 三宅純)がビックリするほど好みでしてね……それで似ていると言われていた攻殻機動隊を観ようと決意。動機が不純なうえ似てるってだけなんですけどね。
(↓閉会式動画。1:35くらいから。この君が代をたまに聞きたくなる)

 作曲は川井憲次さん。残念ながらこれまで殆ど縁のなかったお方。OPやっぱりいいですね!

 内容について語れよ。はい。初見じゃ世界観が掴めませんでした! 私がぼやっとしてたわ。でも人間のパーツの殆どが機械化できる未来の話ってことは分かった。そしてその状態は果たして人間なのか、という人間としての境界線を求める話でしたね。

見どころ(点数)

ストーリー 19点
世界観・キャラデザ 18点
配役・演技 16点
OP・音楽 13点
アニメのクオリティ 8点
背景 6点

合計で80点としました
 メッセージ性というか、哲学な題材は比較的シンプルですが世界観やストーリーとの絡め方が文学的でいいですね。生命の樹が撃たれてるところとか。海外で評価された理由が分かる。

 世界観の作りこみもいいですけど、草薙素子の心情の揺らぎが見どころですかね。些細な表情を見るのが楽しい。

 ストーリー上重要な人形使いの声優もよきかな。家弓家正さんの声は有無を言わせない強さを感じますね。ド派手な動きをするわけではないのでこの存在感が良い役割を果たしてます。

 しかしまあ、世界観が特殊なことを除けば刑事ドラマですよね。車で逃走する犯人、防犯カメラのデータの分析、押収品の検証。
 公安の話だから刑事じゃなくてスパイ……特殊部隊もの? だけど。しっかりドンパチアクションもあるし。

 高度で治安の悪い都市が舞台の話が観たい人。ひと味、ふた味くらい違うスパイものが観たい人は是非……。

 

(批評)コーナー、作品を好きな人は読まない方がいい(良心)

古さ -20点
 当然ですが設定、絵、世界観には古さがありますね。全体的にシンプルだな、と思った。緻密ですけどね。この古さが高度な近未来描写をしていることが逆にいいとは思うが、近未来を見たというロマンは感じられないんだよなあ。舞台は2029年らしいですよ。10年後はムリですねえコレ……銃撃戦がホイホイとできるような治安でもないし。ノスタルジーに浸りたいときに観て、ほう、と恍惚するのが最適だな。

 頑張って(?)欠点探してみたけどこのくらいしかない。オチが弱いと言えるかもしれないけど、これもなんか懐かしいな、って思いました。ハッピーでもバッドでもないが少し不穏エンド

 

 短時間に思いっきりガーッと頭を使う必要はないけれど、深みがあるので何度も見返せますね。楽しかったです。

映画ポスター